定期テストは取れるのにVもぎで点が出ない中3へ。千葉の原因と対策

通知表の評定は悪くない。定期テストも、いつも平均点より上にいる。それなのに、模試の成績表を開くと、偏差値も判定も思っていた場所にない。

この食い違いは、お子さんが手を抜いているから起きるとは限りません。多くの場合、定期テストと模試が、そもそも別のものを測っているために起きます。今日(2026年10月19日)から千葉県公立入試の学力検査(2027年2月16日・17日)までは120日、約17週間です。原因を見誤ったまま「もっと勉強しなさい」と言うと、時間だけが減っていきます。

この記事では、保護者が実際に抱きやすい疑問を順番に取り上げ、点が出ない原因の見分け方と、残り約4か月の動き方まで答えていきます。

Q1.定期テストと模試は、何がそんなに違うのですか?

いちばん大きな違いは、範囲と、問題の「初見度」です。

学習塾の解説サイト(神戸の家庭教師会社のコラム)では、定期テストは学期中に習った範囲が中心で、教科書やワークの繰り返しで高得点を狙いやすいのに対し、実力テストは原則として「これまで習ったすべての範囲」が対象になると整理されています。さらに、複数の単元を組み合わせた融合問題や、初めて見る資料・グラフを読む問題が増え、「知っていること」を未知の問題にどう使うかが問われる、とされています。

千葉県公立入試の本番も、同じ性質を持っています。学力検査は国語・数学・理科・社会が各50分、英語が60分(リスニングを含む)で、各100点の計500点です。範囲は中学3年間にわたります。つまり模試は、定期テストよりも入試本番に近い形で、いまの実力を測る道具だと考えると、点の差の意味が見えやすくなります。

確認できる範囲では、次のような違いがあります。

  • 定期テスト:範囲が狭く、直前の詰め込みと暗記が効きやすい。ワークと同じ問題が出やすい学校もある
  • Vもぎなどの模試:範囲が広く、前の学年の内容も混ざる。初見の文章・図表が出る。時間内に全体を解く力も測られる
  • 入試本番:3年間の全範囲。初見の問題が中心で、時間との勝負になる

出典:神戸の家庭教師会社コラム「実力テストの勉強法」(2026年10月19日確認)

塾以外の選択肢も含めて、模試の失点の原因を一緒に見てもらえる方法を早めに比べておきたい方は、千葉県に対応している家庭教師の料金を一度に見比べることもできます。

Q2.Vもぎの出題範囲は、いまの時期どうなっていますか?

「模試は全範囲だから難しい」と思われがちですが、Vもぎは月ごとに出題範囲が段階的に広がる作りです。進学研究会の公式ページ(2026年度の出題範囲)では、6月から1月まで、月別・教科別に範囲が示されています。

10月分として示されている内容のうち、主なものは次のとおりです。

  • 数学:平方根まで(私立・自校作成は2次方程式までなど、種類によって異なる)
  • 英語:助動詞まで。リスニングは9月以降、私立では出題されない
  • 理科:水溶液とイオン、生物の成長と生殖まで
  • 社会:公民(現代社会、日本国憲法まで)
  • 国語:読解、古典、作文、漢字の総合問題

数学や英語では、「1・2年の復習問題」や「3年生までの全範囲」という形で前の学年の内容が含まれます。ここが、定期テストとの決定的な差です。今の単元は理解できていても、中1・中2の内容に穴があると、模試だけで点が落ちます。

なお、出題範囲は変更される場合があり、県立Vもぎ・私立Vもぎ・自校作成で範囲や形式が違うと公式ページにも書かれています。受けるもぎの種類は、申込時の案内で確認してください。

出典:進学研究会「Vもぎ 出題範囲」(2026年10月19日確認)/進学研究会「Vもぎとは」(2026年10月19日確認)

Q3.うちの子は何が原因で点を落としているのでしょうか?

「模試で点が取れない」と一言で言っても、原因は1つではありません。前述のコラムでは、点が取れない理由として次のようなものが挙げられています。定期テストと同じ感覚で直前に詰め込んでしまう、範囲が広くてどこから手を付けるか分からない、前の学年の基礎が抜けている、用語を暗記するだけで理由まで理解していない、長い文章や複数の資料の問題に慣れていない、時間配分の失敗や読み違い、などです。

これを、模試の答案と解答の見直しで、失点1問ごとに4つに仕分けてみてください。

知識の抜け

解答を見ても「習った覚えがない」「忘れていた」と感じる問題です。中1・中2の内容であることも多く、このタイプは、戻って覚え直すことでしか埋まりません。

解き方の不足

解説を読めば「なるほど」と分かるのに、自力ではどう手を付けるか分からなかった問題です。融合問題や、初見の図表の読み取りに多く、定期テストで点が取れる子ほど、ここで差が出やすくなります。必要なのは暗記ではなく、同じ型の問題を何題か解いて、手順を体に入れることです。

計算・読み違い

分かっていたのに、符号を間違えた、問題文の条件を読み落とした、単位をそろえなかった、という失点です。これは能力の問題というより、見直しの習慣の問題です。どんなミスを繰り返すかを書き出すと、対策が立ちます。

時間不足

最後の大問に手が付かなかった、見直しの時間が残らなかった、という失点です。解ける問題から先に解く、詰まったら飛ばす、という運用で改善することがあります。

仕分けのコツは、各教科で失点の多い順に5問だけ選んで分類することです。全部やろうとすると続きません。5問でも、傾向は意外とはっきり出ます。

Q4.結局、定期テストは捨てて模試の勉強に切り替えるべきですか?

切り替える必要はありません。むしろ、千葉県の公立入試では両方を並行させるほうが得になりやすい仕組みです。

千葉県の調査書は、中学校での各教科の評定をもとに点数化され、学力検査の500点とは別に選抜の資料に使われます。定期テストの結果は評定につながるため、中3の2学期の期末テストも、まだ動かせる材料です。一方で、合否に影響する学力検査は、模試で測られる「範囲の広い実力」に近いものです。

そこで、時期を分けて考えます。

  • 期末テストの2週間前〜当日:学校の範囲を優先する。評定に直結するので、ここは割り切る
  • 期末テストが終わった直後〜次の模試の2週間前:模試の失点の4分類をもとに、抜けた単元を戻る
  • 模試の前日:新しいことは増やさず、直近の間違いノートを見直す

この2つの優先順位の考え方は、既存の記事でもう少し詳しく整理しています。

→ Vもぎと定期テスト、中3の秋はどちらを優先すべき?

千葉県公立入試の学力検査や調査書の扱いは、志望校ごとに配点が違います。志望校の「選抜・評価方法」が10月15日以降に各校のWebページに掲載されていますので、定期テストと模試のどちらに重みがかかる学校かを、一度確認しておくと判断がしやすくなります。

出典:千葉県教育委員会「令和9年度高等学校入学者選抜情報」(2026年10月19日確認)

Q5.今日から入試まで、どう動けば間に合いますか?

残りは120日です。この期間を、模試の失点を埋める視点で3つに分けます。日付は目安で、学校の定期テストや模試の日程に合わせて前後させてください。

今日〜11月中旬:失点の仕分けと、戻る範囲の特定

  • 直近の模試の答案から、失点上位5問を教科ごとに仕分ける
  • 「知識の抜け」が多い教科は、戻る学年と単元を決める(例:数学なら中2の一次関数・連立方程式など)
  • 「読み違い」が多い教科は、ミスの種類を一覧にして、解く前に見る

11月中旬〜12月:抜けを埋めながら、解き方を入れる

  • 戻った単元は、類題を3〜5題解き、数日後にもう一度自力で解けるかを確認する
  • 初見の図表や長文に慣れるため、過去問を1年分、時間を測って解く(過去問の進め方は下の記事を参考に)
  • 時間不足の子は、「解ける順」に解く練習を入れる

→ 千葉県公立入試の過去問はいつから?今日から2月までの時期別の進め方

冬休み〜1月:本番形式で通して解く

  • 5教科を本番と同じ時間割で通して解き、時間配分を確認する
  • 解き直しノートは、直しの日付と「なぜ間違えたか」を1行で残す
  • 出願(志願者情報の登録は2027年1月12日から)に向け、模試の判定ではなく、直近の得点の推移で志望校を見直す

千葉県教育委員会の日程によると、志願者情報の登録は2027年1月12日(火)〜2月1日(月)、学力検査は2月16日(火)・17日(水)です。今日から登録の開始までは85日、学力検査までは120日です。

Q6.家で見ているだけでは足りないとき、塾・個別・家庭教師はどう使い分けますか?

原因の仕分けができても、「戻る時間が取れない」「どこまで戻ればいいか自分では判断できない」というご家庭は少なくありません。それぞれの向き不向きを整理します。

集団塾

  • 向いている:一定のペースで進めたい、周りに競争相手がいると伸びる、模試や過去問の対策講座を使いたい
  • 向いていない:前の学年に戻る必要があるのに、授業が先へ進んでしまう、質問しづらい

個別指導塾

  • 向いている:通塾の時間が取れる、苦手教科が1〜2教科に絞られている、講師に質問しやすい環境がほしい
  • 向いていない:講師が1人で複数の生徒を同時に見る形式だと、原因の分析まで手が回らないことがある

通信教育・映像授業

  • 向いている:自分でスケジュールを管理できる、費用を抑えたい、特定の単元だけ見直したい
  • 向いていない:見て終わりになりやすい、アウトプット(解く・直す)まで自分で続けられない

家庭教師

  • 向いている:通塾の時間が取れない、苦手単元だけ中1・中2に戻りたい、模試の答案を一緒に見て失点の原因を仕分けてほしい、学校の進度や内申対策に合わせたい
  • 向いていない:自習の習慣がなく、先生が来る日以外にまったく勉強しない場合。講師との相性が合わないと続かないこともある

「定期テストは取れるのに模試で点が出ない」子は、勉強量が足りないのではなく、どこが抜けているかを自分で把握しにくいことが多くあります。そのため、答案を見て原因を一緒に仕分けてくれる相手がいるかどうかが、方法選びの分かれ目になります。ただし、家庭教師は会社によって料金や講師の層、入試への対応が大きく違います。1社だけで決めず、千葉県に対応している家庭教師の料金と口コミを、無料で見比べておくと、入試までの残り日数で何回見てもらえるかも含めて判断できます。

次のどれかに当てはまるなら
  • 定期テストは取れているのに、Vもぎの偏差値や判定が毎回あと一歩で動かない
  • 模試の失点が「知識の抜け」か「解き方」か、親の目では判断がつかない
  • 部活や習い事で、通塾の時間がなかなか取れない
  • 中1・中2の苦手単元に、苦手な教科だけ戻りたい
  • 集団授業のペースが合わず、質問しないまま進んでしまっている

家庭教師比較くらべーるなら、千葉県に対応している家庭教師会社の料金や口コミを見比べて、気になる会社の資料を無料でまとめて取り寄せられます。

千葉県の家庭教師の料金を比べてみる

家庭教師の選び方そのものを先に知りたい場合は、こちらも参考になります。

→ プロと学生どちらが良い?千葉の家庭教師の選び方

Q7.親は、点が出ないとき何と声をかければよいですか?

点数が出なかったとき、いちばん避けたいのは「定期テストはできるのに、どうして模試はできないの」という問い方です。お子さんは、自分が頑張ってきた自覚があるので、責められたと感じやすくなります。前述のコラムでも、点数や順位よりも努力やプロセスを認める声かけが勧められています。

代わりに使える声かけは、次のような形です。

  • 「模試は範囲が広いテストだから、定期テストと点の出方が違うのは普通だよ」と、差の理由を先に伝える
  • 「間違えた問題のうち、いちばん悔しいのはどれ?」と、1問だけ選んでもらう
  • 「次の模試までに、どの単元に戻る?」と、行動の形で聞く

親ができるのは、答えを教えることではなく、失点の仕分けのやり方を一緒に確認し、時間を確保する環境を整えることです。仕分けのやり方が分からない場合や、親子で話すと感情的になりやすい場合は、第三者に入ってもらうのも1つの方法です。

Q8.最後に、今週やることをひとことで言うと?

次の3つに絞ってください。

  1. 直近の模試の答案を出して、失点上位5問を「知識の抜け」「解き方の不足」「計算・読み違い」「時間不足」に仕分ける
  2. 仕分けの結果、いちばん多かった原因と、その教科で戻る単元を1つ決める
  3. 期末テストの日程と次の模試の日程をカレンダーに書き、学校の範囲を優先する期間と、戻る期間を分ける

入試までは120日です。この間に冬休みを挟むと、「戻る時間」を取れる週は、実は多くありません。外の力を借りる場合は、動き出しが遅れるほど選べる回数が減るため、候補を比べるのは早いほど有利です。

【無料】模試で点が出ない原因を、一緒に仕分けてもらいたいご家庭へ

家庭教師は、会社によって月謝・入会金・教材費の有無、講師の層、千葉県公立入試や内申点への対応が大きく違います。先に資料をそろえて、同じ項目で見比べてから話を聞くのが、失敗しない近道です。

資料が届いたら確認したいこと

  • 月謝のほかにかかる費用(入会金・教材費・交通費)と、入試までの総額
  • 模試の答案を見て、失点の原因を一緒に分析してくれるか
  • 中1・中2の苦手単元まで戻って教えてもらえるか
  • 講師が合わなかったとき、無料で交代できるか

家庭教師比較くらべーる

千葉県対応の家庭教師を無料で比較・資料請求する

家庭教師比較くらべーる(資料請求は無料)

まとめ:定期テストと模試の差は、才能ではなく「範囲」と「型」の差

  • 定期テストは学期中の範囲が中心、模試や入試は前の学年を含む広い範囲と初見の問題が中心。測っているものが違う
  • Vもぎは月ごとに範囲が広がる。10月は数学が平方根まで、英語が助動詞までなど。出題範囲は進学研究会の公式ページで確認する
  • 失点は「知識の抜け」「解き方の不足」「計算・読み違い」「時間不足」に分け、各教科の上位5問から始める
  • 期末テスト前は学校の範囲を優先し、終わったら模試の失点で戻る。両方を捨てない
  • 入試まで120日。今日から11月中旬は仕分け、12月は埋めて解き方を入れる、冬休み以降は本番形式で通す
  • 親は「なぜできないの」ではなく、「どこに戻る?」と行動の形で聞く

まず今夜、直近の模試の答案を机に出して、失点上位5問に印を付けるところから始めてみてください。