Vもぎと定期テスト、中3の秋はどちらを優先すべき?

中3の秋は、Vもぎと定期テストの予定がびっしり並びます。

「今週はVもぎの過去問をやらせたいのに、来週は中間テスト」。

そんなスケジュールに、頭を抱えている保護者の方は多いはずです。

どちらも大事だと分かっていても、時間は限られています。

結果として、Vもぎ対策も定期テスト対策も「なんとなく」で終わってしまい、両方とも中途半端な成績になる。

これが、千葉県の受験生に本当によく見られるパターンです。

この記事では、なぜこの二つを天秤にかけてしまうのか、そして秋以降どちらを優先し、どう時間配分をすればよいのかを、具体的にお伝えします。

なぜ「Vもぎ」と「定期テスト」は対立して見えるのか

出題範囲も勉強法もまったく違う

定期テストは、学校で「直近に習った単元」がそのまま出ます。

一方でVもぎは、中1からの「総合力」を問われる模試です。

同じ「勉強」という言葉でも、中身はまったく別物です。

そのため、頭の切り替えがうまくいかず、「今やっている勉強がどちらのためなのか」が分からなくなり、結果的に手が止まってしまうお子さんが少なくありません。

内申点という「もう一つの正解」の存在

千葉県の公立高校入試では、学力検査(当日点)に加えて、内申点(調査書点)が合否に関わります。

内申点は、定期テストの結果や授業態度から作られる「調査書」の評価がもとになります。

ただし、内申点をどれだけ重視するかは高校によって差があります。

千葉県には「K値」という係数があり、これが小さい学校ほど学力検査を重視し、大きい学校ほど内申点を重視する仕組みになっています。

つまり、志望校によって「内申を取りに行くべきか、学力検査で勝負すべきか」の力の入れ方は変わってきます。

とはいえ、多くの高校で内申点は無視できない配点を占めているのが実情です。

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結論:中3秋は「定期テスト優先」が基本戦略です

内申点は「今しか取れない」得点源

入試本番の得点は、当日いくらでも挽回のチャンスがあります。

しかし内申点は、学期末に評定(通知表)が出た時点で、その学期分は基本的に「確定」してしまいます。

つまり、その学期の定期テストで取り損ねた評価は、後からどれだけVもぎで頑張っても取り戻せません。

「今しか取れない得点」を優先するのは、受験戦略として非常に合理的です。

定期テストの2週間はVもぎより優先してよい

具体的には、定期テストの2週間前からは、Vもぎ対策よりも定期テスト対策を優先してかまいません。

以下のような優先順位で考えると、迷いが減ります。

時期 優先すべきもの 理由
テスト2週間前〜テスト当日 定期テスト対策 評定はその学期で確定してしまうため
テスト後〜次のVもぎ直前 Vもぎ対策・過去問 実戦力・偏差値の底上げ
通常期(テスト・Vもぎがない週) 両方の弱点補強 バランスを取り戻す期間

このように「時期でメリハリをつける」ことが、両立の最大のコツです。

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Vもぎと定期テストを「つなげて」効率化する視点

実は勉強内容は重なっている

一見別物に見えるVもぎと定期テストですが、実際には重なる範囲がかなりあります。

たとえば数学の一次関数や英語の文法単元は、定期テストで習った直後にVもぎでも出題されやすい分野です。

定期テストの勉強を「その場限り」で終わらせず、Vもぎ形式の問題にも触れておくことで、一石二鳥の学習になります。

失敗事例:直前だけVもぎモードに切り替える子

私がこれまで見てきた中で、成績が伸び悩む典型例があります。

それは、定期テストが終わった瞬間だけ慌ててVもぎ対策を始め、次のテスト前になるとまたVもぎの勉強を完全にストップしてしまうパターンです。

これでは、せっかく積み上げたVもぎの解き方の感覚がリセットされてしまいます。

理想は「定期テスト前は量を減らしても、ゼロにはしない」という姿勢です。

たとえば1日15分だけでもVもぎの過去問に触れる時間を確保するだけで、感覚の維持がまったく違ってきます。

千葉県特有の「内申偏重」を乗り切るための家庭の工夫

千葉県の公立高校入試では、令和8年度(2026年度)入試から調査書(内申書)の様式が変更されており、「総合的な学習の時間の記録」「出欠の記録」「行動の記録」「総合所見」の4項目が削除されています。

これにより、出欠状況や行動面での評価が調査書から見えなくなった一方で、9教科の評定(成績)そのものの比重は相対的に重要度を増しているといえます。

つまり、以前にも増して「日々の定期テストと提出物の積み重ね」がストレートに評価へ反映される仕組みになってきているのです。

塾の集団授業では、どうしても「みんな一律の進度」でVもぎ対策と定期テスト対策が並行してしまい、お子さん個人の弱点に合わせた配分ができないことが多いです。

これは塾のシステム上、仕方のない部分でもあります。

だからこそ、家庭学習の中で「今週は定期テストを優先」「今週はVもぎの過去問を1年分」といった、個別の時間配分の管理が重要になってきます。

まとめ:どちらを優先すべきか迷ったら「内申」を軸に考える

中3の秋は、Vもぎと定期テストのどちらも気になり、焦ってしまうのは当然のことです。

ですが、内申点(評定)は今しか取れない得点だという事実を軸に考えると、優先順位はシンプルになります。

テスト前は定期テストを優先し、それ以外の期間でVもぎの実戦力を養う。

このメリハリさえつけられれば、決して両立は不可能ではありません。

今からでも、十分間に合います。

ただ、この「時期ごとの配分」を家庭だけで管理し続けるのは、正直かなり大変です。

家庭だけで全部を見るのが難しいときは、外部の力を借りるのも一つの方法です。千葉県公立入試の学力検査(2027年2月16日・17日)に向けて、比べる材料だけでも先にそろえておくと、いざというときに迷わず動けます。

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